2016年10月アーカイブ

古タイヤは日本国内で年間9000万本、重さにすると100万トン以上が毎年発生しています。
思った以上にたくさんのタイヤが古タイヤとして処分されていますが、
タイヤのリサイクル率は90%を超えており高い水準を維持しています。

では、古タイヤはその後どうなっているのでしょうか。
9000万本ものタイヤをどのようにリサイクルしているのでしょう。

全体の7割近くは熱利用されています。
タイヤの主成分は原油ですから、燃焼時の熱効率が非常に高くなっています。
そこで製紙、化学工場、ボイラー、セメント焼成、製鉄などに使われます。
殆どが製紙時に必要な熱を生み出す為に使われています。

熱利用以外では、細かく粉砕してアスファルトに混ぜ込んだり、
加工してゴム製品にします。
使えるものはそのまま中古タイヤとして海外に輸出されていきます。
輸出は全体の10%以上になっており、貴重なリサイクル資源と言えます。
残りは埋め立てなどで使われます。

このようにリサイクルといっても大半は熱に換算されているのが現状です。
火力を必要とする際に燃料を燃やすよりはコスト的に安く済むことが、
タイヤを熱利用する大きな理由と言えるでしょう。
現在は発電への転用は少ないですが、今後は発電する際の原料として
活用が進んでいくものと考えられています。

古タイヤのイメージと言えば、山積みになって放置状態になっているのが
強いかもしれませんが、実際には正しくリサイクルされているのです。